ディレクティブはApacheに対する1つ1つの設定のことです。
Apacheは設定ファイルに設定の内容を記述します。
例えば以下のように80ポートを解放する設定もディレクティブになります。
Listen 80
設定の内容は上記のような Listen 80 だけでなく、DocumentRootの指定も行います。
このように設定内容の記述は複数あり、1つ1つの設定をディレクティブと呼びます。
ディレクティブの大きな区別
ディレクティブには、Apache全体に対するディレクティブと、範囲(ディレクトリ、ファイル、URL)に対するディレクティブが存在します。
Apache全体に対するディレクティブ
Apache全体に対するディレクティブは範囲を指定することなく、Apacheに対して設定を行うディレクティブのことです。
例えばApacheの設定ファイルにはドキュメントルートの設定が行われています。
DocumentRoot "/var/www/html"
書いてある通りですが、ドキュメントルートを “/var/www/html” にするという設定になります。
範囲(ディレクトリ、ファイル、URL)に対するディレクティブ
範囲(ディレクトリ、ファイル、URL)に対するディレクティブはディレクトリやファイル、URLに対して設定を行うディレクティブになります。セッションコンテナと言います。
例えばApacheの設定ファイルにはドキュメントルートに指定したディレクトの設定が行われています。
<Directory "/var/www/html">
Options Indexes FollowSymLinks
AllowOverride None
Require all granted
</Directory>
最後に
次回はディレクティブに慣れる為に簡単なディレクティブを紹介します。