Apache WEBサーバ をインストール後 テストページ を表示してApacheが動作していることを確認する事はよくあります。
ドキュメントルートにはindex.htmlがないのにテストページが表示されるので、このテストページはどこにあるhtmlが表示されるのか?と疑問に思ったので調べました。
今回の環境は以下になります。 Amazon Linux2 docker コンテナにて Apache2.4 を使用します。
welcome.conf
説明は後ほどしますが、結論から言うと、下記内容の “ErrorDocument 403 /.noindex.html” がテストページを示しています。
自分の環境では welcome.conf というファイルにテストページの記載がありました。
・welcome.conf
<LocationMatch "^/+$">
Options -Indexes
ErrorDocument 403 /.noindex.html
</LocationMatch>
<Directory /usr/share/httpd/noindex>
AllowOverride None
Require all granted
</Directory>
Alias /.noindex.html /usr/share/httpd/noindex/index.html
welcome.confはApacheの設定ファイルhttpd.confが読み込む設定ファイルになります。
自分の環境では “/etc/httpd/conf.d” 以下の “.conf” というファイルを読みこむようになっていました。
Apacheが読み込む設定ファイルについては以下を参照して下さい。
内容の説明
ErrorDocument ディレクティブは指定されたステータスコードに紐づくメッセージを表示します。テストページをブラウザのデベロッパーツールで確認したところステータスコードが403でした。故に、”ErrorDocument 403″ で指定されたファイル “/.noindex.html” がテストページを示しているようです。
さらに “/.noindex.html” は Alias ディレクティブにより /usr/share/httpd/noindex 以下のindex.html が参照されるようです。
/usr/share/httpd/noindex 以下のindex.html を見るとこれがApacheのテストページでした。
最後に
テストページは自分で作成することが望ましいです。また、このページを非表示にする事も可能です。
次回はテストページを非表示にしてみます。