Laravel5.8をCentos7へインストールします。
webサーバにapacheを使用します。
目次
準備
インストール要件
Laravelを動作させるには、いくつかphp拡張モジュールがインストールされている必要があります。
Laravel5.8のphpインストール要件を参考にして下さい。
コンポーザーのインストール
Laravelはcomposerを使用してインストールされます。
composerのインストールは以下を参考にして下さい。
インストール
インストール場所
後に説明しますが、今回は例としてCentos7上の /www-contents ディレクトリへLaravelをインストールします。
ルートディレクトリへカレントディレクトリを移動して下さい。
cd /
インストール実行
composerを使用してLaravelの最新バージョンをインストールします。
以下のコマンドを実行すると、www-contentsディレクトリ以下にLaravelがインストールされます。
composer create-project --prefer-dist laravel/laravel www-contents
設定
バーチャルホストの設定
Laravelをインストールしたディレクトリ以下にPublicディレクトリがあります。
このディレクトリをapacheのドキュメントルートに合わせる必要があります。
今回はドキュメントルートに合わせず、apacheのバーチャルホストの設定を利用します。
バーチャルホストで設定したディレクトリをドキュメントルートとして利用します。
apacheのバーチャルホストについては他のサイトを参照して下さい。
Centos7の以下のディレクトリ(/etc/httpd/conf.d)へvhost.confファイルを配置します。
vhost.confの内容は以下の通りです。
<VirtualHost *:80> ServerName sample01.local DocumentRoot /www-contents/public <Directory "/www-contents/public"> Options -Indexes +FollowSymLinks AllowOverride All Require all granted </Directory> </VirtualHost>
上記vhost.confの内容を説明すると、ドキュメントルートを、 /www-contents/public へ設定し、/www-contents/public 以下の.htaccessファイルを有効にしています。
ディレクトリパーミッション
Laravelをインストールしたディレクトリ以下に、storage、bootstrap/cacheディレクトリがあります。
このディレクトリは書き込み権限が必要です。
パーミッションの設定を行います。
// Laravelをインストールしたディレクトリへ移動する。 cd /www-contents // パーミッションを変更する。 chmod -R 777 storage chmod -R 777 bootstrap
storageディレクトリは、Laravelがログを書き込みます。
bootstrap/cacheディレクトリは主にキャッシュを保存します。
確認
ローカルホストのwebサーバへアクセスします。
バーチャルホストの設定で、http://ホスト名へアクセスすると、Laravelをインストールしたディレクトリ以下のpublicディレクトリへアクセスします。
ブラウザへ以下のURLを入力します。
// ポートを指定しない場合。 http://localhost // ポートを指定する場合。ex) ポート4003 http://localhost:4003
まとめ
次回はMVCモデルのフレームワークであるLaravelのViewをブラウザ画面に表示してみたいと思います。